9月12日(木) 19:00 市役所 4F 会議室
掛川市 協働のまちづくり元年・・・・・
演題 「新しい時代にふさわしい協働の形」
龍谷大学政策学部特任教授 富野 暉一郎先生
先生は会社経営をする中、逗子市の市長を8年経験され、行政、自治、協働にと
ご活躍され、現在大学で教鞭をとられています。
現在は資本主義が進み、税収は企業の事業税が大きなウエイトし占めるようになったが
もうその税収は増えず、どの市町村も厳しい行政運営を迫られている。
一方、江戸時代までは市民が自ら自治をしていたものが、勤め人となり行政が税金を集め
行政サービスを一手に行うようになった。
江戸時代は協働社会 → 明治から役所がやる → 資本主義 労働は賃金 →
農村から都会へ → 協働社会から若者いなくなる → 役所にやって貰う
市民は困ったことはすべて行政にやって貰うシステムが出来上がった。
先生曰く、「行政事務の70%は民間に移譲できる」・・・と
公共・・・・公=行政 共=連帯(市民間の連携)
安心して暮らせる社会の為にと
「公」がお金を集める「権力」を有している。
そして市民の為にやってしまう。
協働型社会と新しい公共
○小さな政府と豊かな社会的サービスの組み合わせ
官主導の公共サービスから 行政・市民・企業による協働型公共サービスに
このためには、仕組み、制度の整備が求められる
①継続性(続けてやれる) ②責任能力 ③一定の専門性 の確保
継続性・・・仕事としてやる 責任能力・・・行政とも一緒に組む
すなわち、給料を貰ってやる(行政より70%でやる・・、行政は人を減らす・・?)
*学士会の人づくり研究会はどうでしょう・・・考えてみて下さい
と言うことは、ボランティアでは出来ない。
NPO化も必要・・・・継続性、責任能力、専門性・・・
掛川の協働には、生涯学習を生かせ!
”報徳”は連帯型社会を創出する公共マインド
自治の基盤は「公共人材」の育成は排出が求められる
”新しい公共”が求められる時代
行政の公共独占から 産官民による新しい公共
「公共人材」が必須
共感と受容(決め付けない、本当はどうなの等)・一視同仁・連帯力・解決力・行動の人
学ぶ市民から”行動する市民”が必要
先生からも大きな期待が寄せられました。
今後人材育成が大きなテーマとなってきそうです。
更にいままでは、何となく「一緒にやる事」が協働と軽く考えていたことが、
単なるボランティアの集まりでは継続しない、責任は・・と問われると、もう一度
「協働」について考え直さないと・・・と思いました。 by宇田