掛川市民まちづくり学士会

６月２１日（土）　　９：００～１５：００

掛川城周辺　　歴史文化ゾーンの散策

講座名：　学びのバス：　掛川城周辺　変貌する歴史文化ゾーン

課題：　歴史･文化　どういかすのか

集合は城下の大日本報徳社です。

いい天気に恵まれ、散策のスタートです。

染葉代表から、本日の講座への取り組みが説明された。


案内は「掛川観光ボランティアガイド猫の手の会」の戸塚さんです。
昨年、まちづくり塾で一緒に学んだ塾３期の卒業生でもあります。

まずは「掛川古城」です。

皆様もご存知でしたか。スタッフも初めてでした。掛川城の東側、第１小学校の裏山です。

城跡を示す曲輪も残っています。県の文化財に指定された霊屋があります。
市民皆様は是非一度訪ねてみてください。

二の丸美術館へ

掛川市在住の鈴木様（故人）からの寄贈の「近代日本画展」が開催されていた。
小倉遊亀、伊東深水、奥村土牛、河合玉堂、前田青邨、東山魁夷など日本画の大家の
コレクションの数々です。掛川の宝です。

二の丸茶屋へ

お茶をいただく時間がなく残念！
素晴らしい建物と庭・・・各流派の方々がお茶の接待を日々交代でされているそうです。

掛川城天守閣へ


戸塚さんの説明も力が入って来ました。

ＮＨＫの大河ドラマで山内一豊の築城の城として全国に有名となりました。
歴史ゾーンの中心の建物です。

熱心に説明を聞いた後、天守閣へのぼりました。
やはり天守閣からの見晴らしは素晴らしいものでした。

二の丸御殿へ



ここでは、高柳公園管理事務所長さんからお話をお聞きした。

今年度から「掛川城、御殿、二の丸茶屋、美術館、竹の丸」の管理運営主体が
公社から民間に委託されました。

入場者を増やし、この歴史ゾーン全体で利用者を増やし、最終的に
自立したい。掛川グランドホテルを持っているので、ここから飲食の用意をし、
各施設で利用者を増やしたいと述べられました。

竹の丸へ

江戸時代からの葛布問屋松本家で明治の建物。

説明を受けたあと、昼食に・・・・早速民間委託の成果が・・
食事と喫茶ができるスペースを作り利用率の向上が出来たと・・

大日本報徳社・迎徳記念館へ

「ステンドグラス館の建設説明」
掛川市企画政策部付参与　小林氏

二の丸美術館北側に建設

大須賀地区在住の鈴木医院からの寄贈のステンドグラス７０点、建物建設費用も
鈴木様負担の申し出で建てることとなった。付帯工事は税金で・・・

日本家屋の歴史ゾーンに、西洋のステンドグラスの館の整合性はの質問が
でました。

「どう生かすかを是非またお聞かせ下さい」と・・・

その後ワークショップに移りました。
　　　　テーマ　「歴史文化ゾーンの活性化策について」

３グループで話し合った。

活発な意見が出され、各チームから発表があった。

ここにどうやって集客するのか
そのための施設の連携、飲食の魅力、歴史文化の価値をどう知らせるのか
掛川市民もここの良さを知らない（初めてお城に来た塾生も何人か）


時間も理解も不十分な中で、これからの学びのヒントがたくさん見つかった
有意義なワークショップでした。


「誰の為」の施設・・
他地区の歴史施設との価値の違いは・・・
作る時は市民のための文化施設と言い
建った後は経費がかかるから何とかしよう・・・


塾生の皆さんも「知ること」の大切さを知った有意義な１日になりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ宇田